![]() |
![]() チブリ尾根 ダケカンバ |
15日: 市ノ瀬登山口(9:30)−チブリ尾根避難小屋(13:00)−別山(14:50)−南竜ヶ馬場(17:00) 100名山のひとつ、白山を歩いてきた。別当からの日帰りがポピュラーらしいが、今回は縦走後に大白川大白水谷での沢登りを控えているので、金沢から入って岐阜へ抜けることにする。 登山バスで金沢から市ノ瀬まで移動。到着した市ノ瀬ビジターセンターは、登山基地として整備されたきれいな建物だ。(これだけにとどまらず、この後出てくる白山エリアの公共物のすべてが、きれいに整備されていて快適だった。さすが100名山!) |
![]() 別山山頂より白山 |
初日の行程は、ここ市ノ瀬からチブリ尾根を歩き、別山に立ち寄った後、南竜ヶ馬場までというものだ。エアリアのコースタイムで7時間40分。あまり時間に余裕があるとはいえないので、気持ちがあせる。それが裏目に出てしまったのか、うっかり登山口を見過ごして指尾の登山口まで行ってしまう。30分のロス。 白山は雪渓を抱え広大にもかかわらず(広大ゆえか?)、水場が少ない。初日の行程の水場は、登り口から1時間ほどに出てくるのみ。標高もさして高くなく気温が高いので、この季節の縦走はおすすめできない。とはいえ、チブリ尾根には手つかずのブナの原生林があり、真夏の太陽の光がこぼれてくるその中を歩くのは、やはり素敵だ。 チブリ尾根避難小屋を過ぎてからは、日陰を作ってくれる木もない尾根歩きとなる。主稜線にあがってから別山までは10分程の南下。その後は、ひたすら北上して南竜ヶ馬場へ。 今年は雪渓が遅くまで残っていたため、お盆の季節にもかかわらず、まだお花畑は見頃だという。話通り、登山道脇には期待以上のお花達が咲きほこり、こちらを励ましてくれる。そのおかげか、 17時にはテント場につきホッとする。 |
![]() コバイケソウ |
![]() 南竜ヶ馬場への登山道 |
16日: 南竜ヶ馬場(7:00)−室堂VC−御前峰(10:00)−大汝峰(11:10)−お花松原(12:20)−北弥陀ヶ原−うぐいす平−地獄覗−ゴマ平避難小屋(15:30) 翌朝、早起きしてお日の出(そう言うらしい)を見ようと思ったものの、予報はガスだったのでのんびり7時出発に変更する。この日の行程は、御前峰に寄ってから中宮道をゴマ平避難小屋まで。やはりここでも水場がなく、最後の給水は室堂となるため、荷物の軽量化はたいして図れない。 予報通り、北ア等の遠くはガスで展望なしだったが、白山上空は晴天。御前峰から見る剣ヶ峰や御池群の景観が見事だった。登山道がきれいに整備されているおかげで時間に余裕ができたので、大汝峰にも寄れた。ここから見る御前峰や剣ヶ峰も見事。 ゴマ平避難小屋までは、さしてお楽しみのない道かと思っていたのだが、途中に現れた『お花松原』が見頃で圧巻。地元の方によると、白山のお花畑の中でも『お花松原』は別格のピカ一だとか。その割には、室堂から急な下りや雪渓があるからか、観光客がほとんどいない。広範囲に渡り、クロユリをはじめ各種の花々が混じりあい咲き誇っている様には驚愕させられるとともに、「天国ってこんな感じ?」とヘンな感想が頭をよぎってしまった。 ここには絶対に花の精がいると思う。 『お花松原』の興奮も覚めないうちに、次なる北弥陀ヶ原ではニッコウキスゲがぎりぎりで見頃を死守していた。一面のオレンジはこれまたお見事。(エアリアではうぐいす平にキスゲとなっていたが、おそらく誤記と思われる) 期待していなかっただけに、これらのお花畑の饗宴には興奮してしまった。その余韻にひたりながら、急坂を下ってゴマ平避難小屋へ。 ここまた、快適で居心地の良い小屋だった。ここから水場は歩いて2,3分。 |
![]() 南竜ヶ馬場テントサイトより白山 |
![]() ホシガラス |
![]() |
17日: ゴマ平避難小屋(6:00)−妙法山−野谷荘司山(10:20)−馬狩−白川郷の湯(14:00) 最終日の行程は白川郷まで。ここでの最終水場は、ゴマ平避難小屋から1時間ほど進んだ沢のみ。それ以降は尾根歩きといえども、小ピークのアップダウンがあり、それなりに消耗させられる。だが、背後を振り返れば、そこには全貌を現した白山がどーんと姿を見せていて圧倒される。また自分の歩いてきた道を思い感慨深い。 この尾根にもアザミやらカライトソウやらが咲いているのだが、昨日のお花畑がまだ目に焼き付いているので、どうも感動が薄い。 野谷荘司山を過ぎてから、登山道は三方岩岳方面と馬狩方面とに分かる。三方岩岳に寄るとコースタイムで2時間プラスとなるが、時間はありそうだ。とはいえ、翌日の沢登りのために体力を温存したいし、この山はスーパー林道からだと1時間かからずに登れることから、またの機会を期待することにし、スキップすることにする。 この三方岩岳方面と分けてからの鶴平新道上部は、ガレがひどくまたやせ尾根で危険。天候不良時には歩きたくない道だ。高度を下げてブナ林に入ってからは、その濃い緑のおかげで涼しく歩くことができた。 登山道が終わってからは車道歩き。白川郷までは徒歩で1時間30分ほど。これが今回一番キツイ歩きだった。 |
![]() |
関東者には馴染みのない白山だったが、ここまで自然が濃い山だとは思っていなかった。また他県からの観光客だけでなく地元のリピーターが多く、その整備状態を見ても、地元から本当に愛されている山だというのが実感できた。今回は北縦走路を歩いたが、いつかまた来山し、南縦走路や加賀禅定道、岩間道等々、他の道も歩いてみたいと思う。 |
![]() |
![]() 御前峰より大汝峰と御池 |
![]() |
![]() お花松原 |
![]() お花松原 |
![]() |
![]() |
![]() 念仏尾根 |
![]() |
![]() 妙法山より白山 |
![]() 鶴平新道登山口前の民家 |
|
高山植物動画 |