無料カウンター
完成 
天山トレッキング 2012年 キルギス
 
 
2012年7月6日〜7月13日
  記録 (2)         岡田 記
 
 
 
 
今日の歩きは長丁場ですが、峠までの3時間程度の登りをがんばれば、あとは下るのみ。
 
このきれいな風景ともこれでサヨナラと思うと、名残惜しくて足をとめてはシャターを切ってしまいます。
 


  10th: Lake Alakol(7:10)−(9:40)pass Alakol(3,800m)(10:00) −(11:30)Keldike gorge(12:30)−Keldike vally −Altyn Arashan resort(16:30)

ここレイクサイドの標高は3,500m。 それまで出なかった高所障害ですが、「寝た翌朝にひどくくる」ということなので緊張して就寝しました。 確かに夜中に心もち頭が痛かったような気がしますが、朝起きて散歩に行ったら全身に酸素が回ったようで、ばっちり回復しました。帰国してから知ったことですが、歩く、立つ、座る、寝るの順で、酸素を取り込みにくいそうで、考えずにしていたことですが、朝の散歩は体調に有効だったようです。
(とはいえ、ここではからみで歩いてもすぐに息がきれてしまったのには驚きましたが。)
朝食を終えて、3日目のトレッキング開始です。この日は昨日の雹がうそのように良い天気。真っ白になっていた峠への道も、みるみる白さが消えていきます。
 
さてここまではまとまって歩いていた私たちですが、ここに来て早組と遅組に分かれました。
 
 
高度を上げると昨日行き損なった氷河がよく見えます。心持ちクレバスが大きくなったように見えましたが、気のせいでしょうか。
   
    のんびり歩いていると、後ろから撤収を終えたポーターたちが私たちを追い越していきます。が、その足を見てびっくり。なんと革靴の子が!
びっくりしてSLに告げると、「彼ら、勤務中だからね。」
座布団3枚級のおやじギャグでした。
 
     
     
     
  高度をあげるにつれ奥から真っ白い雪を戴いた山々が見え、天山山脈(の一部)一望することができ感動もひとしおです。
  おおむね5000m台。いつか行ってみたいなぁという気持ちが素直に湧いてきました。  
 
 そしてほどなく3800mのPassへ到着。
 
 全員で到着を喜び記念さつえいです。 
 
 ここまでのメルヘンな光景とは裏腹に
 
  峠の北面は雪庇。改めて高度を実感しました。
 
この先は下る一方のはずなので安心していたのですがそう簡単にいきませんでした。
下りの一歩はザレかなり滑りやすく怖かったです。
 
慎重におりカールに着いたあとはもうメルヘンなトレックが続きます。。
 
きついアップダウンもないので、咲き誇る花々を眺めながらのゆったり歩きで楽しみます。 
   
湖畔でも沢山みかけましたが、ここでもマーモットの巣が沢山出てきました。湖畔と違うのはこちらの巣はみずみずしい緑の玄関が彩られていて、湖畔と比べてなんだかゴージャスな雰囲気でした。
 
高度を下げていくと放牧中の牛や馬たちが出てきます。
 
次に待っていたのは渡渉。
後半グループのガイドをしてくれたキッチンボーイのエランくん、比較的渡りやすそ
 
うな所を見つけるや、手頃な岩を投げて足場にしてくれたりと紳士的なエスコートぶりに感激しました。
 
ここから先も牧歌的な風景が続きます。
しばらく歩くとまた別の放牧エリアへ。 
   
    
ここで遊牧中のご家族のだんらんに遭遇。
とてもフレンドリーな家族で、今井氏の人なつこいキャラもあいまって
 
ヨーグルトをご馳走になるといううれしいハプニングも。めちゃくちゃ美味しかったです。。。!
 
後半戦もいよいよクライマックス。
この沢を渡れば目的地の温泉場アルティンアラシャンはもうすぐそこです。
 
アップダウンはないとはいえ長丁場のトレック。
 
アルティンアラシャンの見える頃には頭の中は温泉とビールのことでいっぱいです。
 
無事到着し、早組と合流した後は、卓球場もある日本の温泉場に似た小屋で待望のビールを呑み、期待の温泉を堪能し大満足でした。
 
と、これでトレッキングの一部始終の報告としたいと思います。 
   

 
 海外情報へ戻る 
   

 
  トップページへ戻る