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完成
2015年 ネパール西部  アピ・トレッキング
2015年11月10日~11月29日
 
 
参加者:L今井、杉田、鴻巣、松原、藤原、桜井、中崎
ガイド:ラクパ、コック:ジテンドラ、スタッフ:16名



2015 JFMA  NEPAL Api BC トレッキング行動表
日目 月日 出発地~到着地 標高 行動時間 キャンプ地 コメント
1 11/10 NRT~KUALA~KTM
 (MH9117) (MH114)
1335m 8h+3h+4h Hotel
Manang
KTM到着22:50
  時差3:15
2 11/11 スワヤンブナート寺院 - 支援物資(70kg)配布、観光、出発準備
3 11/12 KTM(12:00)~Dhangadi 空港(13:15)~Dhangadi
        ~Dadeldhula
1900m 飛 1:15h車 5h Hotel Sunlight 西ネパール空港で昼食。マイクロバスで山岳ドライブ
4 11/13 Dadeldhula~Dharchula 1000m 車 9h Hotel Maha mangsa オフロードドライブでドライバーも我々も疲弊
5 11/14 Dharchula~Badugaon Vill. 1500m 5h~6h school
camp
トレッキング開始 校庭
教室利用 生徒100名
6 11/15 Badugaon Vill.~Sunsera 2100m 8h school
camp 2
校庭、教室利用
生徒数300名
7 11/16 Sunsera~Seknari 2000m 4h~5h school
camp 3
各学校に鉛筆寄贈
生徒30名、山羊カレー
8 11/17 Seknari~Mahakari Riv.
Bagar
2000m 6h camp 河原(焚火)
9 11/18 Mahakari Riv.~Buddhi 2700m 7h camp 休耕作地(焚火)
10 11/19 Buddhi~Lower Api BC 3740m 6h camp 長~いトラバースルートフィックスでロープ使用
11 11/20 L. Api BC~U.API BC
Kuntistan(2500m)
4250m 4h+4h camp 最終地全員到達!
目標(U.Api BC) 達成!
12 11/21 Kuntistan~Mahakari Riv. 2000m 7h camp 河原
流された小羊を救う
13 11/22 Mahakari Riv.~Seknari 2000m 6h school
camp 4
11/16と同じ学校
焼き鳥
14 11/23 Seknari~Syaku Vill.
Dhaulakot
2000m 7h camp Mis.remon
15 11/24 Syaku Vill.~Chhapari
Darchula
1100m 6h camp 河岸丘
装備処分
16 11/25 Chhapari~ Darchula
~Dadeldhura
1900m 1h(歩)
8h(車)
Hotel Sunlight ポーター、ガイド解散式
17 11/26 Dadeldhura~Airport
     (Dhangadi)~KTM
1700m 4h(車)
1h(飛)
High View
Resort
郊外のホテル
18 11/27 Shopping  1335m - Hotel
Fuji
ボーザンギリハでネパール料理
19 11/28 KTM(13:20)~Kuala(23:35)~NRT(7:15) - - - 燃料不足でダッカで給油



                                                     桜井 記

 スワヤンプナート


スワヤンプナート
 機中よりマナスル  
Dhangadiの空港前にあるただ一軒のお店
 11/10 成田発クアランプール経由で深夜カトマンズ着。ティハールというお祭りの最中で、ガイドのラクパさんから全員マリーゴールドのレイを掛けてもらう。街の建物もイルミネーションがにぎやか。

ゲストハウスでスタッフと落合う
 
Dadeldhuraのゲストハウス前
11/11 カトマンズ市内観光。ヒマラヤ最古の寺院といわれるスワヤンブナート(モンキーテンプル)へ。地震で2つあった塔のうちの一つが倒壊した。壊れた建物が痛々しい。市内は燃料危機とお祭りで車の量が少ないそうだ。タメルの町中では、色の粉で大きな絵が描かれていたり、それぞれのお店が神様を招き入れるための装飾をしていたりして楽しかった。夕食はウエルカムパーティーということで、ネパールダンスを見ながらネパール定食を頂く。 
 
ビューポイントから見たアピ
 
Darchulaの町にかかる国境の橋

トレッキングスタート地点
 
断崖の道が多い

少しの土地でも活かす段々畑が美しい
11/12 国内線でDhangadiへ1時間15分のフライト。右側に座ると、アンナプルナ、ダウラギリ、サイパル、目指すアピ、そしてナンダデヴィと、ずっとヒマラヤの山が見えている。空港でお弁当を食べてマイクロバスでDadeldhuraへ。たびたび子供たちが道を通せんぼして、歌や楽器の演奏を披露してお小遣いをねだる。ティハールの風習。約5時間でゲストハウス着。ラクパさんとコックのジテンドラさん以外のスタッフ16人も集合。ポーターの多くはランタン谷の人。地震で家が壊れたという人が多い。 

昼のデザートに何度も出たインド産ザクロ。
甘くておいしい

スーパーマウンテンガールズは重荷も担ぐ
11/13 マイクロバスで出発して1時間ほどのビューポイントではアピが見えた。約9時間かかって夕方、国境の町、Darchula(680m)着。橋を渡ってインドに行かれる。ネパール側に比べてインド側はけっこう大きい町だ。

11/14 トレッキング初日。 8時出発。国境のマハカリ川沿いに進む。 行き交う人が多いせいか、ごみが目につく。秋ゼミが鳴いている。午後は日差しのきつい中を歩く。15時過ぎにキャンプ地のBadugaon(1300m)の学校に到着。杉田さんが鉛筆会社から託された鉛筆を校長先生に贈る。以降、キャンプ地の学校、出合った子供たちに鉛筆をプレゼント。1本の木にハヌマンラングールが群がるのを見た。食堂とした教室でお酒を飲み、食事をする。以降、食事の前にお酒を飲んでいると必ずつまみが2、3品出て感激。

 
C(キャンプ)1の学校

校長先生に鉛筆を贈る

キッチンテント
 
キャンプ地には人が集まってくる
 
現地調達する食料も多い
 
あちこちで見られたヒマラヤ桜
 
レモンをプレゼントされる今井さん
 
C3の学校
 11/15 トレッキング2日目。8時過ぎ出発。村と村をつなぐ道は、村人のほか、牛、ヤギ、犬、荷を積んだロバも通る。スタッフも草を担いでいる人もケータイやスマホを持っている人が多い。家の屋根にソーラーシステムをよく見かけたのはそのため? 昼食を食べたSyakuで今年初めてのトレッカーだと言われる。1645分、Sunsera(Madgaon1815m)のキャンプ地の学校着。 
 
学校の屋根から子供たちがのぞく

ヤギのレバーとハツのにんにく炒め
 
C4の川原
 
ヤギたちは振り分け荷物10kgを背負っている
 
サブガイドのヌルブさん(左)とルパさん
11/16 トレッキング3日目。夜中、オオカミ(ジャッカル?)がやってきたそうだ。日本人で騒ぎに気がついたのは藤原さんのみ。740分出発。橋が壊れているという情報のあった橋が渡れるようになったとわかり、 行程が2時間短縮となる。昼食を食べた所でオナガに似た美しい鳥の群れを見た。1530分、Phulchimpan(1865m)のキャンプ地の学校着。杉田さんの希望でマトン(去勢した牡ヤギ)を手に入れた。レバーとハツのにんにくいため、カレーは絶品。

11/17 トレッキング4日目。820分出発。9時半ごろ、前日から足の痛みを訴えていたポーターの一人が歩くことができず、残ることになる。めずらしく雲が出てくる。岩壁から飛び立つハトの群れを見る。16時過ぎ、予定のキャンプ地のGati bagadには至らず、手前の川原(2000m)にキャンプ。湧き水、石積みの小屋のようなものがある。スーパーマウンテンガールズ4人をはじめ若者たちとたき火を囲む。 

C5の休耕作地

アピが見えた!
 
お弁当のおにぎり
 
危険地帯

下部ベースキャンプから見たアピ
11/18 トレッキング5日目。朝早くから、川向うのインドの道を行くヤギやロバのベルの音、追う人の声や指(口?)笛が聞こえる。8時出発。1030分、Gati bagad通過。中洲があって川を渡れそうな対岸には警察の建物がある。対岸の人に手を振ると応えてくれる。16時過ぎ、Buddhi(2700m)の休耕作地にキャンプ。お店があり、中国のラサビール(缶)が手に入る。夜、オオカミの遠吠え。たき火で温まる。

11/19 トレッキング6日目。8時出発 くるみの木があると、ネパールのみんながうれしそうに実を拾う。915分、キャンプサイトのKimtison通過。1030分、国境の川と別れてアピコーラ沿いの川原を行く。山の向こうに神々しく光るアピが見えた。落石の多いトラバース地帯では、ガイドたちがロープを張り、ピッケルで足場を造ってくれた。
C6の下部ベースキャンプ  
タルチョをはってお祈りしてくれた皆さん
 
乾杯!

お祝いのケーキに感激
 
綿をまとったような高山植物

1440分、下部ベースキャンプ(3740m)着。タルチョを張って無事を祈る。周囲には、夏に冬虫夏草を採るための石積みの小屋がいくつもある。夕日に続いて、半月の月明かりに照らされたアピが美しい。夜、配られた湯たんぽはうれしかった。

11/20 トレッキング7日目。今井さんと私は頭痛がするので頭痛薬を飲んで8時出発。その後頭痛は治まった。 ところどころに雪が付いている。川を渡渉して11時に上部ベースキャンプ(4170m)へ。高度のためか、早く歩くことができない。記念写真を撮り、13時に下部ベースキャンプへ戻り、昼食後、下山開始。1720分、Kimtison(2620m)の伐採跡地のキャンプ地着。再び湯たんぽが配られる


上部ベースキャンプ

上部ベースキャンプ
ザ・トレッキング
 
ソビタさんと助けられた子羊

一人づつ通る
11/21 トレッキング8日目。7時45分出発 8時55分、18日のキャンプ地通過。途中、ラクパさんがシスヌー(イラクサの仲間)採り。 触ると痛くて、しばらくしびれが残るが、天ぷら、スープで食べたらおいしかった。17時、17日と同じ川原に着いてキャンプ。このとき、ラクパさんが川を流されてきた小羊を拾う。皆が体をふいて温め、ごはんやミルクをあげてかわいがる。以後、このメーメーは歩き、ときに抱かれ、無事に下山。スタッフとともに村へ。
11/22 トレッキング9日目。8時出発 途中でニワトリやジャガイモを購入。太鼓の音に誘われ、結婚式に飛び入り参加。ロキシーやお祝いのお菓子を頂く。1515分、16日と、同じ
 
結婚式のお祝いのお菓子

新鮮な肉の焼き鳥

鴻巣さん、おめでとう!
 
ずっと手をふってくれた子供たち

ヤギからおっぱいをもらう小羊
Phulchimpanの学校に着いてキャンプ。焼き鳥とチキンカレーがおいしい。この日、鴻巣さんのお誕生日ということで、大きなケーキが出てきて、皆感激。スーパーマウンテンガールズがダンスでもてなしてくれた。全員で「レッサンピリリー」を歌いながら踊る。

11/23 トレッキング10日目。8時出発 インドから車のクラクションが聞こえるようになる。出合った子供たちの歓声が忘れられない。17時過ぎ、15日に昼食を食べたSyakuに着いてキャンプ。ビールが出前で届いた。対岸が山火事か炎まで見える。
 
C3の河岸段丘
 
不要な装備はくじ引きで分配

11/24 トレッキング11日目。8時出発 キッチンボーイが犬にかみつかれそうになり、スタッフが石を投げたら飼い主とひと悶着。犬は放し飼いでもどこでも穏やかだったので驚いた。ネパールは狂犬病があるので気をつけなければならない。足を痛めたポーターはやはり歩けず、インドに渡ってバスで街へ行き、合流することになる。1泊目の学校の校長先生と生徒たちに出合う。街の手前のChhapari(900m?)の河岸段丘でキャンプ。15時50分着。スタッフに不要な衣類などをプレゼント。チップも渡す。ニワトリが仕入れられて、手羽焼き、焼き鳥、フライドチキンとぜいたくに頂く

 
感謝をこめて一人ひとりにチップを
 
たくさん食べた唐揚げ

11/25 ラストトレッキング。730分出発。Darchulaの町に近いせいか、行き来する人が多い。1時間弱で町に入ると、行きと違ってお店が開いていてにぎやかだ。国境の橋を見学。1015分、2台のジープに分乗してDadeldhuraへ。運転手さんお勧めの店でランチ。お弁当のおにぎりもダルバート定食もおいしかった。1930分、行きと同じゲストハウスに着く。
 

11/26 8時出発。ネパールのスタッフと別れ、Dhangadiの空港へ。トヨタのハイエースだったが、乱暴な運転が怖い。町に入ると、ところどころでガソリンスタンドに並ぶ車やバイクの長い列を見る。14時発の飛行機が遅れて、16時発。曇っていたが、山は見えた。17時 カトマンズ着。ヒマラヤが臨めるドゥリケルへ。19時着。満月が美しかった。夕食のチベット鍋もおいしかった。

 
国境の橋
 
はやていた食堂
 
また会いましょう
 
車窓から

車窓から

11/27  残念ながら曇っていてヒマラヤは見えず。でもいろいろな鳥が見られて楽しかった。赤い鳥(サンバード)にはびっくり。カトマンズへの道では、バスの上に乗る人、ガソリンスタンドに並ぶ長い車の列をたくさん見た。今はガゾリンが手に入らないので車が少ないということだが、平常時はどのような車の量なのか。ラクパさんの案内であちこちでお土産を購入。夜は郊外のレストランでありがとうパーティー。ラクパさんとラクパさんの義父、エルビーさんが出席。ネパールダンスには今井さんも参加。

11/28 11時、空港でラクパさんと別れるが、飛行機の出発が1時間遅れる。燃料不足のため、バングラデシュのダッカで給油し、クアラルンプール経由で成田へ。29日朝着。

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