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完成 
2015年3月 

ネパール 石楠花 トレッキング

3月18日~25日 8日間

                                            松尾 記

 
マチャプチャレ6993m
   ネパールは10年ぶり、3度目です。しかし、前の2回はいずれもエベレスト街道。アンナプルナ山群は初めてです。

 今回は以前から見たいと思っていたネパールの国花、「ラリーグラス」を見に行ってきました。期待以上のシャクナゲの花達に、大満足のネパールでした。 
     
     
いちじく?
     
   
ラリーグラス
  3月18日(水)   
成田~香港にて乗り換え~ダッカ経由カトマンズ
   
   成田空港で携帯電話を借りたのですが、使い方を聞いてもラクラクフォンじゃないので良くわからない。時間が無いのでそのまま出発。香港で1時間待ってドラゴン航空でバングラディッシュのダッカへ。1時間、機内で待機。人数確認をするとかで、トイレも禁止!飛行機が小さかったからか?酔ってしまい、カトマンズのホテルでは、シャワーも浴びず、即、ダウン! 
     
 
アンナプルナサウス7219mとヒウンチュリ

ロッジの朝食

 リンドウ
     
     
     
       3月19日(木)
カトマンズ~ポカラ~ヒレ~ウレリー

   ポカラ行きの国内線は予定通りに出発。サーダーからヒマラヤが見える右側の席に座るようにと言われる。前回同様、飴と耳栓用の綿を配られる。ポカラの空港は敷地内にいろいろな花が植えられていて、10年前のルクラ空港しか知らない私は、綺麗でびっくりでした。お花畑の向こうにアンナプルナ山群、アンナプルナサウスとマチャプチャレが並んでいます。Nayapulからトレッキング開始の予定でしたが、4駆なら先まで行けると言うことで、ジープ3台にスタッフとともに分乗、なんとも素晴らしいガタガタ道をHelleまで行きました。そこから歩き始めです。始めは石段が多く600m登ります。標高1800mあたりから待望のシャクナゲが見えてきます。そして、いきなり、ラリーグラスとのご対面!深紅のバラかと思うようなシャクナゲです。写真、写真でなかなか進みません。山全体がシャクナゲで埋め尽くされているようです。シャルパが「シャクナゲはゴレパニにたくさんあります!」と、言うのですが、ここでもしつこく写真を写しました。
     
 
ラリーグラス
 
サクラソウ
 
     
 
ピンクの石楠花
   
     
     
     
     
   
プーンヒルからのダウラギリ8167mのモルゲンロート
  3月20日(金)
ウレリー~ゴレパニ

   朝起きると、テラスの奥に雪山が見えました。アンナプルナサウスとヒウンチュリです。昨日、到着した時には雲の中だったのです。この日の宿泊地、Ghorepaniまでが今回のトレッキングのハイライトとか。歩き出しから延々とラリーグラスが続きます。ほとんどが樹高、10m以上で今が盛りと咲き誇っています。リンドウやサクラソウも咲いているのですが、どうしてもラリーグラスに目が行きます。高度を上げると濃いピンクのシャクナゲになります。遠くから見ると、「椿」か?と思うほど大量の花を付けています。
     
    シェルパに「これは何と言うの?」と聞いたら、ラリーグラス色に髪を染めた若いシェルパが、「グラス!」って、答えてくれました。"ラリー=赤"、"グラス=石楠花"。要するに、シャルパたちもシャクナゲ、としか知らないようです。昼食の後もシャクナゲ、石楠花です。やっぱり濃いピンクの"くすだま"が樹全体を埋め尽くしています。沈丁花も咲いているのですが、ここの沈丁花は地味過ぎです。ゴレパニのゲート前では他のトレッカーがストックでゲートを作ってくれました。ここから目の前に見えるはずの「ダウラギリ」は雲の中!明日の朝を楽しみに、"おやすみなさい!"  
     
 
ダウラギリとトクチェ6920m
  
プーンヒルからの展望
   
   
ダウラギリとトクチェ
 
     
   
   
     3月21日(土)
ゴレパニ~プーンヒル(往復)~ガンドルン

  プーンヒルで日の出を見る為、4:30起床、お茶だけ飲んで、5:00に出発しました。 日の出は6時過ぎ、世界各国から集まってきたトレッカー達のライトが夏の富士山状態に続いています。プーンヒルまでの道は最近、石段が出来て歩きやすくなっています。誰が決めたのか?日本のエスカレーターと同じ、左側通行!特急の人は右から抜いて行きます。30分も歩くとヒマラヤのシルエットが見えてきます。世界7位の高峰「ダウラギリ」から「マチャプチャレ」。ゴレパニから50分でプーンヒルに到着です。間もなく山の姿がはっきり見えるようになり、盛んにシャッター音が聞こえ出しました。
 
     
    そして、徐々にダウラギリのモルゲンロートが始まりました。残念ながら、この日、マチャプチャレは焼けませんでした!
下山後はGhandrukに向かいます。相変わらずシャクナゲは凄く、ピンクのシャクナゲと真っ白なダウラギリとのコントラストを、「これでもか~!」ってほど、撮りまくりました。このあたりがシャクナゲとしてはハイライトだったのですが、残念なことに昼過ぎから雨が降り出しました。でも雨に煙るシャクナゲもまた、乙なもの!なんて、負け惜しみ? 
     
 
ユキノシタ
   
     
     
     
   
アンナプルナサウス
  3月22日(日)
ガンドルン~ダンプス(つきのいえ)

   朝起きると、昨日雲の中だった雪の山がばっちり見えていました。ここからは正面にアンナプルナサウスが聳えています。山頂への直登ルートも良く見えます。今日のモルゲンロートはマチャプチャレでした。今日も快晴!そんな景色を見ながら、ロッジの庭で朝食、最後のメインイベント、ダンプスにある風の旅行社所有の「つきのいえ」に向かいます。このトレッキングもいよいよ終盤、ダウラギリはこれで見納めです。400m下って、600m登ります。
     
 
マチャプチャレのモルゲンロート
 
ガンドルンのロッジ
シャクナゲも少なくなり、段々畑(棚田)が広がります。エベレスト街道の畑はジャガイモでしたが、このあたりは標高も低く山の上まで耕された耕地はすべて、お米とのことです。でも、この時期はまだ何も植わっていません。最初は耳を疑ったのですが、「つきのいえ」には五右衛門風呂がありました。2人は入れる大きさです。お天気が良ければ湯船の中からヒマラヤが見れたのですが、残念!到着が夕方になり、山はガスに覆われていました。「このロッジのは美味しいよ!」って言われていたダルバート、確かに豪華で美味しかった!右手で食べる練習をしてみたけど、ボロボロ落ちて、難しい!これは慣れないとダメ~! 
     
   
アンナプルナサウスとヒウンチュリ

ツメクサ
     
     
   
ダンプス”つきのいえ”の五右衛門風呂
 
     
      3月23日(月)
ダンプス~フェディ~ポカラ~カトマンズ

   この日のモルゲンロートはアンナプルナサウスです。テラスに椅子を並べてコーヒーを飲みながら最後のヒマラヤを十分に満喫しました。そして、カトマンズへ。車の道を通ったりショートカットをしたりしながら2時間弱でPhediへ。そこからマイクロバスでポカラへ向かいます。ポカラでは日本食のレストランで「幕の内弁当」をいただきました。久しぶりの日本の米と味噌汁でした。ところが、それからが大変でした。空港に着くとカトマンズ行きの飛行機は鳥がぶつかって1機が使えないと言うのです。かなりの遅れが出ています。最初はコーヒー飲んだり、居眠りしたり、と、のんびりしていたのですが、4時間遅れ、と聞いて焦りました。飛行機は有視界飛行なので暗くなったら飛びません。車で行こうか?でもカトマンズまでは7時間。じゃあ、ポカラに泊まって、明日朝のフライトにしようか?でもラッキーでした。ぎりぎりセーフで17:30にカトマンズに戻れ最後の晩餐の宮廷料理にも間に合いました。
     
    3月24日(火)
カトマンズ観光~帰国へ

   朝、JFMAの人が懇意にしているシェルパのラクパ君がホテルに訪ねて来てくれ、夕方、山の地図を届けてくれることになりました。それまでの時間はカトマンズ観光&買い物です。"クマリの館"では初めてクマリを見ることが出来ました。でも、カメラを構えた観光客がいたようで、一瞬で引っ込んでしまいました!買い物は友人に頼まれた"マサラティー"。でも、"ティーマサラ"の方が美味しい、って???"マサラ"が前に来るか?後ろに来るか???良くわからなかったので、紅茶はガイドにお願いしました。山の地図は7枚買いました。ラクパ君からいただいたのと合わせて、11枚です。結局、成田で借りた携帯電話は1度ラクパ君にかけただけ。あまり必要なかったかも?

3月25日(水)
成田到着  
     


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