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完成
 10月28日  編集
 南米 漫遊記(4)
アルゼンチン(パタゴニア地方) 編 


その1 バリローチェ 
 
  1020()

メンドーサを出発して17時間、20日、昼のバリローチェに着きました。

寒くはなかった(20度以上)けど、風が強いのが最初の印象。

B.T
でミニバスのプリペイドカードを購入し、50$(350)をチャージしてセントロへ(6$)

安宿(U$12)を予約していたので地図をもらって探すとすぐに見つかる。Moving Travel Bar で宿泊者は欧米の若者だけ。 荷を整理し、モンターニャのオフィスに行く。

この周辺でチリとの国境にあるトロナドール山 (Tronador3554m)のトレッキングがある。

しかし、明日は風が強い予報で、中止。

別の山を紹介してもらい、地図を購入。

 
   
    1021()

宿の食事は8時から10時まで。

山に行くので、7時にしたいというとOKの返事。

だが、せっかく早く出発したのに、バスは来ず、1時間半待って乗車。
30分ほどでスキー場の麓(Villa Catedral)へ。

地図を見ていると、係員がやって来て、ルートを教えてくれた。
1時間歩いて残雪。上部リフトに合流する頃には完全に残雪の世界(1700m) その上へは、雪山のシューズがないとダメ。

眼下にはナウエル・ウピア(国立公園)湖が見渡せ、その対岸には名も知らぬアンデスの山並みが広がっている。
山の木の芽はまだ芽を出していません。が、冬が終わったことは確かなようです。

午後からはまた風が強くなって来ました。
これでは、明日のツアー登山への参加は無理かも。
それがダメなら、湖の奥にある半島や周辺のレンタバイクに行ってみようかと思っています。256日まで滞在予定。

そんな訳で、登り2時間、下り1時間。下山したらバスが待っていてすぐ乗車。
時間が少し出来ました。
これからオフィスに行って確認して来ます。

写真は今日の山の様子と、登ろうと思っていた Catedral Norte(2141m)

   


 その2 バリローチェ

メンドーサを離れてバリローチェへ 

バスの夕食
10月23日

 昨日(22)は、バスの便がないためツアーでしか行かれないトロナドール山のトレッキングに参加しました。氷河が垂直の壁で滝となって切れ落ち、時どき氷河もろとも落ちてきます。往復3時間の森林歩きで到着。そんな光景を見ながら昼食。20人弱のメンバー。

その後、場所を移動してブラック氷河見物。参加者は山の初心者ばかり。こちらは氷河の上を歩くのかと思ったけれど、それは無し。

 
     

カテドラル山入口

途中から雪が出てきた
今日は30kmのサイクリング。

ツアーで回るバスもあるけれど、複雑な地形の森と湖の中をゆっくり見学。

マウンテンバイクでアップダウンを必死で漕ぎました。

マイペースだからいいですね。

 明日はクルージングを予定したけれど、満杯。明後日に。

そのため、ロペス山(2076m)に行くことにしました。

セントロからバスで1時間。そこから登山開始。
     
 
トロナドール山3478m

   氷河が切れて岩壁から滝となり

 黒い氷河
     
 
  10月24  Mt. Ropez(2076m)

 一番のバスが8時なので、それに合わせて朝食を頼む。

バスは15分遅れで到着。登山口は昨日のサイクリングコースの途中にある。

町から30kmもあるのに、40分でロペス山登山口に到着。

今日は標高差、1200mを登る予定。

登り始めて昨日の筋肉の疲れが残っていることがわかる。

急にお腹が空いてきたため水を飲む。

顔を上げ、ペットボトルから水を注ごうとしたら上空にコンドルが…。

丁度上昇気流が湧き始めて、出勤時間となったようだ。

     
 
複雑な地形のウアピ湖
 
ロペス山へ
 再び登り始めたら、すぐに山小屋が出てきた。早めの昼食とコンドル観察。樹林帯の気持ちいい登りが続く。湖面に面した右手岸壁にはコンドルが。
一方は首から上が真っ赤で他は真っ黒な綺麗なキツツキ夫婦も現れた。
ところが、正面には残雪の斜面が早くも現れ始めた。
やっぱり1500m以上はこちらもダメだった。
更に上部にある山小屋まで雪道を辿ってなんとか到着。
     

休憩したところにコンドルが現れた
 
ロペス山小屋の中はワイングラスがいっぱい
  地元の女性が二人登山に来ていた。夕べは小屋に泊まったそうだ。

彼女たちも頂上へは行けず、やはりここまで。
ここで暫らくウアピ湖の絶景を楽しんで下山。
バスは1時間半待ってやっと来た。時刻表がないため分からないのだ。

街に戻り、ホテルに戻る前に夕食の食材購入と洗濯物の引き取り。

シャワーを浴び、調理をしてバーに運んでビールとワインでお疲れ様。 
     

キツツキの仲間
 
雪のトレースの上を歩くが限界
 
一番上の山小屋はまだ無人
     

山小屋遠望 
 クルージング出船の港  
港オフィスにはカモメの作り物が
     
 
本当にカモメがやって来た
 
途中下船で森を散歩
 
ドイツと米シカゴの青年とトレッキング
     
    10月25()  ウアピ湖クルージング

サイクリング翌日はこのクルージングを予定していた。

でも、満員でチケットが取れなかった。それで今日へ。

乗船場まではローカルバスで30km1時間。

もう、この道路は4回目なので景色も見慣れた。
船は930出船。カモメが追いかけてくる。

1時間半で下船。森の中の見所を歩く。全部が木道。瀑布、小さな湖、大岸壁…。

疲れた人はここまでで、船へ。まだまだの人は更に森の中をトレッキング。

 
     
    船は回り込んで我々を回収するところへ。芝生の綺麗なベンチで昼食。
弁当を持って来てない人はレストランで。
のんびりしたもんで、昼食時間を2時間半取ってある。
持参したワイン飲んで、昼寝まで出来た。
港に戻ったのが18:30。それからバスを待ち、宿に戻ったのは19:30

それからシャワー、食事作り…いそがしい。
 
     
    Puerto Barazu

 昨日(26)バリローチェからプエルト・モンの手前にあるプエルト・バラスに入りました。富士山に似た形のオソルノ山が正面に見える湖畔の町です。

今日はチリ、アルゼンチンに入って初めての降雨。

午前中、マウンテンバイクを借りて湖畔を周遊し始めたら雨。

2時間半で切り上げました。

昨晩の宿がネットワーク繋がらず、昼食後に宿を変更。

PCが壊れたかと思ったけど大丈夫でした。

     


 その3 フィッツロイ

                                       2014年11月19日 追記
.雨中の展望台
豪快に流れ落ちる滝
 チリのパイネに続いてアルゼンチンのフィッツロイをトレッキングして来ました。カラファテからバスで3.5h。エル・チャルテンまでは大草原地帯の一本道。本来ならテント持参で行けばいいのでしょう。
でも天候不安定。荷物の重さには勝てず、エル・チャルテンの町をベースに4日間行動して来ました。
 1日目は移動日で、午後から雨の中を4時間。何も見えず。
 2日目は8時出発。4時間後、最後の登りで激しい雪で下山。すると午後から快晴。フィッツロイはダメでもセロ・トーレ(3102m)はバッチリ。10.5hの行動。
 3日目も再度同ルートを。しかし、あまりの強風に退散。下山して別ルートに入ると雲の切れ目からフィッツロイが展望できた。10h行動。筋肉痛
。 
午後7時に晴れ、展望台へ 
夕暮れ時9時
 
午後から天候が急転直下
 
トレッキングルート
 
晴れてセロ・トーレ(3102m)

湖面に写ってないけどセロ・トーレ
グリーンの建物はU$10の自炊宿  
フィッツロイ登山口
 
タンポポが満開で群生
 
湖面の水を掬い上げる風
  フィッツロイは雲の中、やっと見えたフィッツロイ
 フィッツロイは雲の中
展望台から見るエル・チャルテンの街     4日目は移動日で午前中だけ付近の散策。3h行動でカラファテに戻と、部屋は満室。韓国人家族のテントを借りて庭に張って寝た。


パイネ4泊5日は、1日が4シーズンの毎日でした。
小屋に着いた時は、全身びしょ濡れ。ネパールのゴアテックスは効き目なし。一周するコースは膝上の積雪だったそうです。湖面の水を掬い、山にまで巻き上げてくる風の強さには、こちらが舌を巻きました
。 
今回の旅の最終地パタゴニアも、昨日フィッツロイから戻り、残すはフェゴ島となりました。フィッツロイ報告は後ほどつながりサロンに掲載します。

フィッツロイはカラファテからバスで3.5h、エル・チャルテンがベースとなります。

1日で雨と雪と風、晴れ間が覗き見られます。

一番高所の展望地は強風で、2日連続決行しましたが敗退。

岩に手をかけても引き剥がされそうで、岩ごと飛ばされそうな勢いでした。

この風があの岩峰群を作って行くのかと実感。

残念ながら、コンドルのようには舞い上がれず。

     
     


                           



                        


       

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